あん福祉会の幅広い活動

福祉
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日本では8050問題というものがメディア各社で報道されています。
80歳というと超高齢であり、四肢が自由にならず内臓や様々な部位に変調をきたし、糖尿病や高血圧など生活習慣病に陥る人も少なくありません。
痴呆症になることも珍しくなく、要介護要支援の必要のある年齢層ということができるでしょう。

我が国における介護問題

介護にも様々あり、おむつ替えや食事の介助をはじめとし、痴呆症のために一日中付き添いが必要な人もいます。
付き添いがなくとも、車いすであったり歩行が困難であると家のいたるところに手すりを付けたり、バリアフリーにする必要があり家のリフォームも必要になってきます。
すると介護だけではなく、資金面でもサポートが必要になり、子どもである50代の世代がそれを担っていかなければいけないのです。
50代であるとまだまだ働き盛りであり、仕事に出かける必要もあり介護生活との両立が難しく社会問題になっています。
資金的に余裕があったり、裕福な家庭であれば完全介護付きの老人ホームに親を入所させることもできますが、一般的なサラリーマンの給料ではそうしたことも不可能です。

子供である50代の人がまともに働けない問題

するとサラリーマンという職を辞めてまで介護しなければならず、肉体的精神的にも疲弊しさらにお金も底をつくという悪循環に陥る人も珍しくはありません。
そして問題なのが子供である50代の人がまともに働いていない、働くことが出来ないといったケースも見受けられるのです。
現在80代の人は高度成長期とバブル経済を経験していて、サラリーマンであっても良い給料をもらい、家をローンで買い、老後の資金の退職金も受けています。
そして年金も月20万円程度受給できる人が多く、今のサラリーマンと比べ物にならない程優遇されています。
この裕福な親をあてにし、あえて働かずパラサイト生活を送っている50代も多く。
それが社会問題となっているのです。

50代で親をあてにしての引きこもり生活

かつてはパラサイト、アダルトチルドレンという言葉で表現されていましたが、現代では引きこもりという言葉で表現されるようになっています。
50代で親をあてにして引きこもり生活をしていると、親が亡くなってもらっては大事な貴重な生活の糧である年金を受給できないことになります。
そこで80代の親が自宅で死亡しても死亡届を出さず、遺体を放置し遺棄し、そのまま年金を受給し続ける事件が頻発する様にもなっています。
これは親の過保護や愛情過多、甘やかしや教育放棄なども影響していることが考えられます。
そして50代の人自身にも怠慢やセルフネグレクトなどと言った問題があることも多々あります。
さらには、生得的に精神疾患で人とコミュニケーションが図れない、対人恐怖症やアスペルガー症候群、適応障害と言った症状の人もいます。
こうした精神障碍者に関しては職業で受け皿がほとんどないのも紛れもない事実であり、働きたくても働く機会がないのです。

精神障害に関して多くの人の誤った情報がもたらす問題点

そして精神障害に関して多くの人が誤った情報で、誤解や偏見があるのも事実であり、仮にうまく就職できたとしても疎外されたり、いじめやパワハラのターゲットになりかねません。
こうした被害にあうと余計にストレスを感じ、精神状態も悪化しどんどん自分の殻に閉じこもりふさぎ込んで、引きこもりから脱出できなくなっていくのです。
しかしながら80代の親の命は永遠ではありません。
いつしか誰しも死を迎えるのであり、そのときこそ引きこもりの50代にとっては恐怖であり、自分も死んだと同じような感覚にさいなまれるのは理解できます。
こうした社会的弱的弱者や精神疾患者のサポートは政府によって行われていますが、決して十分ではありません。
身体障碍者の中でも最も精神障害者のサポートや就職支援が難しく、手薄であるのも事実です。

あん福祉会とは

そこでこうした社会的弱者を何とかサポートし、就労支援をしようとしてあん福祉会が立ち上げられました。
こちらはNPO法人であり、非営利団体であり非常に信頼できる福祉会です。
精神障碍者であっても親が亡くなれば自分で働き、自立して生きていく必要があります。
そこであん福祉会はこうした人々の就労支援や相談、生活指導、職業訓練などを行ってくれるのです。
引きこもりは、その人一人を何とかしようとしても改善されるものではなく、家族自体が心を入れ替え自立につなげサポートして行く必要があります。
引きこもりの人の中には、人が信じられないといった繊細な心であり外に出られなくなっている人もいます。
そのきっかけは親の暴力や暴言が引き金になって引きこもりになったケースも多いです。
そのため家族が心を入れ替え、どのようにわが子と向き合うべきかをよく内省することから始めなければならないのです。

まとめ

両親との信頼関係を徐々に築き、わだかまりがなくなっていくことで再度人を信じられるようになり社会復帰を果たす人もいます。
あん福祉会はこうしたケースの他にも、生得的に精神疾患を患って自立できない人の職業訓練や職業紹介も行っています。

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